治らない寝違えの起こる理由の一つ
朝起きて 「あっ 首が痛い……」
このような寝違えの経験はありますか?
同じ枕や布団なのに、今日にかぎって寝違えてしまう。
「枕が悪いのかなぁ。へんな寝方で寝てしまったからなのかなぁ」
と思うかたが多いとおもいます。
また、寝違えで湿布を貼っても1週間経つがなかなか治らない……
レントゲンを撮っても異常はなくストレートネックと言われた……
しかし、いつも使っている枕や布団が原因なのは少し疑問な気がするんです。
または、寝方が少し悪くても寝違えを起こすような極端な寝方をしていたか?
ストレートネックは一晩で起こる訳ではないし、
痛くないときでも経年劣化によるストレートネックなのは変わらない
と思うとそうでもないこと思うことが私にはありました。
違いはいったいなんなのか?
と考えたところ日々変わるカラダの代謝が大きく影響していることが
大きな理由となるようです。
寝違いの原因の一つは低血糖症
低血糖症が起こりやすい方とは
- 胃下垂のかた
- 貧血のかた
- 消化酵素不足のかた
- 栄養不足のかた
- 糖尿病のかた
- すい臓の機能障害のかた
- アレルギー体質のかた
- 副腎疲労のかた
- 自律神経失調症のかた
- 甲状腺機能障害のかた
などの方に起こりやすい症状です。
低血糖症の症状とは?
低血糖症には2つのパターンがあります。交感神経緊張由来の症状とエネルギー不足由来による低血糖症があります。2つの低血糖症には筋緊張は含まれています。夜間血糖値をあげるために歯を食いしばったり、歯ぎしりをしたりと首回りの筋緊張は症状としてあらわててしまうようです。
では2つのパターンの他の症状を見てみましょう。
交感神経緊張由来の症状は
- 手足の冷え
- 呼吸が浅い
- 目の奥が痛む
- 動悸がする
- 頻脈
- 狭心痛
- 手足の筋肉のけいれん
- 失神発作
- 月経前緊張症
- 手足の震え
- 締め付けられる頭痛や片頭痛
- 発汗
- 顔面蒼白
- 体重減少
- 胸痛
- 便秘
- 立ちくらみ
- めまい
- ふらつき
- 意識障害
- けいれん
- 目前暗黒感 など
エネルギー不足由来の症状は
- 日光がまぶしい
- 甘いものが無性に食べたい
- 胃腸が弱い
- 口臭
- ため息
- 生あくび
- 異常な疲労感
- 起床時の疲れ
- 日中特に昼食後の眠たさ
- 集中力の欠如
- 物忘れがひどい
- 目のかすみ
- 眼球の痛み など
があります。
低血糖症の原因とは
低血糖症になる原因として
- 穀類・砂糖・塩などの精製によって、ビタミン・ミネラルが消失する。
- 野菜などに含まれるビタミン含有量の低下により、結果的に摂取不足になる。
- 食生活の乱れによる(インスタント食品、ジャンクフード多用)摂取不足
- 摂取エネルギー量増大に伴ってビタミンの必要量(特にビタミンB群)も増加する。
- ライフスタイル(運動、アルコール、喫煙、ストレスなど)の影響でビタミンを消費する。
- 糖尿病などの病気によってビタミン、ミネラルの尿中排泄が増える。
などの栄養不足により低血糖症になりやすいのです。
低血糖症のメカニズム
まずこちらをご覧ください。
血糖値を図る機器なんですが波形の乱高下がわかりますか?
急に上がったと思ったらすぐに下がる
これを グルコーススパイク と言います。
精製された穀物や砂糖を摂取すると
血糖値が急に跳ね上がり、そのため
インスリンが大量に分泌されます。
大量に分泌されたインスリンは
血糖値を急激に下げます。
下がり過ぎてしまった血糖値を
また平均値へ戻すため
- アドレナリン
- ノルアドレナリン
が、放出されます。
放出される際には
歯ぎしりをしたり
奥歯を噛み締めたり
全身に力を入れて踏ん張っていたり
悪夢を見ているかのような状態になります。
この行程をとることにより
自律神経のバランスが乱れ
カラダを動かすエネルギー産生に必要な
ビタミンやミネラルを枯渇させてしまいます。
このような グルコーススパイク が
何度も繰り返し起こる生活習慣が続くと
カラダのあちこちにガタがきてしまいます。
低血糖症を改善し寝違いを治りやすくする方法
ご自身でのセルフケアに取り入れてほしいことがあります。
食事の改善
まずは、低血糖症を起こす可能性を低くする食事を取り入れることです。
血糖値を跳ね上げるもの・カラダの負担になるものを摂らないようにしましょう。
- グルテン(小麦)
- 乳製品
- 砂糖
- 遺伝子組み換え食品
- 食品添加物
- 農薬がついた野菜
などは極力摂らないように注意して見ましょう。
サプリメンテーション
グルタミン
まずは栄養素の吸収に重要な小腸のケアに必要なグルタミンの摂取が重要です。
アミノ酸に含まれるグルタミンは小腸吸収細胞のエネルギー源となります。
腸管の修復やバリア機能維持にも必要であり、免疫細胞のエネルギー源となり免疫能の維持・向上にも重要です。論文のソースになります。
クロム
クロムはグルコース耐性要因子の主要成分として機能します。インスリンが正常に働くのに必要な栄養素です。クロム欠乏はアメリカで問題になっている糖尿病や肥満を導いている要因の根幹と言われています。論文のソースはこちら
ビタミンB群
ビタミンB群の摂取は低血糖症のかたには比較的症状の改善がわかりやすいかと思います。しかし、体調が良くなり治ったと錯覚して無理をしたりすることが多いので注意が必要です。論文のソースはこちら。
まずはなかなか治らない寝違いが続く状態なので
カラダが回復しやすい栄養素を摂り入れることで
治りが早くなります。
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こちらのライン公式から受け付けております。